欧州各国の言葉と文化
豆知識 2018.12.11
日本から見る欧州は、欧州一括りで一つに見えますが
欧州大陸を訪れますと各国それぞれ国別に独特な
言葉と文化を持っています。
各国の言葉と文化を紐解くには、各国の歴史と地理的な
位置付けを見ていかないと理解が難しいかもしれませんね。
昔々の植民地時代、イギリス、スペインなど欧州から
世界に植民地を展開し英語やスペイン語を各地に
根つかせました。
欧州大陸で見ると世界第一次大戦から第二次大戦の間、
ロシアの欧州大陸への侵攻やドイツの欧州支配など
各国での一進一退の状況下、弱小国は強国の言葉に
追従せざるをえませんでした。
結果、強国は自国の言葉を固守し、弱小国は多言語の器用さを
身に着けました。例えばベルギーではフラマン語(オランダ語の方言)・
フランス語・ドイツ語が母国語となり、加えて英語の4か国語が
ビジネスでは話せて当たり前の国となり、地理的要件も含めNATOや
EUの本部が戦後設置されました。
近年では、ベルリンの壁崩壊に始まり、一つの大きな経済圏でのEUや
安全保障条約下でのNATOと欧州は一括りになっていますが
実は欧州大陸内各国の文化・言葉はいまだに根強く残っています。
それでも英語は欧州大陸内を含め世界の共通語であり
日本はグローバル社会にて英語力でかなりの遅れを取っていますが
今後小学校の英語必修化の効果等で子供達の将来に
期待が持てると思います。