Gastrophysics

ブログ 2023.5.04

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Hi,everyone!
ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は最近知った興味深いお話を皆様に共有しますね。

私はBBC ideasの動画が好きでよく見るのですが、最近見た動画の一つにgastrophysicsという言葉が出てきました。
調べてみると日本語訳はそのままで、ガストロフィジクス。
どうやらgastronomy(美食法・美食学)+physics(物理学)のようで、カトラリーや食器といった物理的なもの、五感や環境と、人間の味覚との相関性を探る学問らしいです。こんな説明だととっても退屈な学問に聞こえるんですが、もっと調べると面白い記事が英語ではたくさん出ていました。

例えば、飛行機だとなぜかトマトジュースが人気のドリンクらしく、それは飛行機に乗っているときのあの爆音が私たちの味覚に影響を与えるからだそうです。甘味に対する感覚を鈍らせてちょっと薄く感じさせたり、反対に塩味に対する感度をあげたり…だからブラッディ・メアリーなどのカクテルがよくでるそうです。だからですかね、ロス行の便で、電気が落とされてみんなが寝始めたころに、最初に配られたけれど食べないでとっておいたピザを、こっそりと、でもものすごい香りを放ちながら食べたあの時、冷たくて脂ぎったあのピザが地上のどんなピザよりも美味しく感じたのは…ただの空腹ですかね。

他にも、
重くて高そうなナイフとフォークの方がより美味しく感じる…
ポテトチップスを食べる時、より大きな音を立てて食べる方が美味しく感じる…
どんぶりで食べるとより美味しいと感じるものが、赤いお皿で食べると美味しくない…
同じコーヒーでも、コーヒーマシンが甲高い音でうるさいと美味しさが減る…
など数多くの実験結果があり、ここでは紹介しきれないですが、非常に興味深い物ばかりでした。

美味しいと感じる時、それは味がいいからというのはもちろん最大の理由ではありますが、それだけではなくて他の要素も少なからず絡んでいるんですね。これからもっと研究が進んでポピュラーな学問になるのではないかと思います。皆さんももし興味があれば調べてみて下さい!

See you!

 

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