The beginning of the new semester!
ブログ 2020.9.01
Hello everyone!
いよいよ9月に突入しましたね。新学期が始まったところも多いかと思います。日本は次の学期が始まるだけですが、欧米では新たな学年に入り、9月が新年度のスタートとなります。
そもそも日本と海外で年度の考え方が異なるのは何故なのでしょうか?
海外では9月スタートと認識されている事が多いですが、実際は世界を見渡すと、4月始まり・9月始まりにとどまらないようです。
主な国の大学の新年度開始時期を調べてみると、
- ハーバード大学(アメリカ)・・・・9月
- パリ大学(フランス)・・・・・・・9月
- ソウル大学(韓国)・・・・・・・・3月
- 北京大学(中国)・・・・・・・・・9月
- インド工科大学デリー校・・・・・・7月
- シンガポール国立大学・・・・・・・8月
- サンパウロ大学(ブラジル)・・・・2月
- シドニー大学(オーストラリア)・・3月
(補足ですが、各国内の年度の開始月は、それぞれの大学と小・中・高校とで異なる場合もあるようです。)
確かに日本の様に4月始まりというところは少なく、お隣の韓国やオーストラリアが3月スタートなのが少し日本と近いですが、欧米の国はほとんどが9、10月の秋に始まり、地域によって様々です。
そもそも、欧米はどうして9月を年度の始まりとしているのか。これには様々な言われがありますが、農業のスケジュールに関係するという説が有力なようです。「農作業が落ち着く9月ごろに学年をスタートさせれば、多くの子どもが農作業と学校との両方に行ける」という結論になったのが、現在まで続いているようです。
日本は様々な制度を欧米に合わせてきましたが、年度は欧米と違って4月始まりです。これはなぜなのでしょうか。
そもそも、明治時代の1872年に最初に「学制」が公布されたときは、欧米に合わせて9月入学とされていました。欧米から多くの学者を教師として招いていたなどの事情があったようです。
ところが、その後の1886年に固まった官公庁の「会計年度」が、年度を4月始まりに定めました。当時の税金を納める時期に合わせたといいますが、会計年度がなぜ4月となったのか、詳しいことはわかりませんが。
官公庁の「会計年度」にあわせて、学校や企業の年度も次第に4月始まりになっていき、1921年に統一された、という経緯があるようです。
さぁ新学期の始まりです!Maple English Academyで、
また気持ち新たに英語レッスンも一緒に楽しんでいきましょう(^▽^)
See you!